こんにちは、Akiです。
この記事では、カメラ初心者がまず理解しておくべき
基本的なカメラ用語を3つに絞って紹介します。
カメラを始めたばかりの方は、
いろんなカメラ用語に悩みますよね。
なのでこの記事では、
最低限まず理解しておくべきことをまとめました。
是非参考にしてみてください。
最初に上げてしまうと、以下の3つです。
- F値
- ISO感度
- シャッタースピード
それぞれについて深掘りしていきますね。
F値とは?
結論として以下です。
どれくらい写真や映像をボカすかの具合を決めるパラメーター
よくこの様なことを耳にすると思います。
「この写真めっちゃボケてて、プロが撮った写真みたいで綺麗!」
この「ボケ具合」を司っているバラメーターが、F値ですね。
F値を変えることで、以下の様な特徴の写真や映像が撮れます。
F値の値が低い場合の特徴
- よく背景がボケる画になる(人物ポートフォリオ向け)
- 小さくすればするほど、写真や動画が明るくなる
F値の値が大きい場合の特徴
- 背景があまりボケない(自然の背景向け)
- 大きくすればするほど、写真や動画が暗くなる
F値は、変更すると初心者でもわかりやすく見栄えがすぐに変わるので、
一番カメラを持ったら触りたくなります。
是非カメラを持ったら、まず試してみましょう。
【補足】
また補足ですが、
F値はレンズの種類によって値の最小値や特徴が異なります。
それについて以下に深掘りします。
(レンズに種類についてわからない方は、グクってみましょう)
レンズの種類ごとのF値の値について
F値は、レンズの種類によって、
最大値と最小値が変わります。
またそれによって、それぞれで特徴が異なってきます。
以下にまとめますね。
レンズの種類:ズームレンズ
- F2.8~3.5あたりが最小値のレンズが多い
- そのため、単焦点レンズよりボケない+暗く撮れる
- しかし、ズームができるためいろんな画角が楽しめる
レンズの種類:単焦点レンズ
- F1.4~2.8あたりが最小値のレンズが多い
- そのため、とてもボケる写真が撮れる+明るく撮れる
- しかし、単焦点のためズームはできず、
いろんな画角でとるためには自分で移動しなければいけない
上記の様な感じですね。
それぞれの良さを理解することが大切です。
それぞれの良さが理解できると、場面によってレンズをうまく使い分けることができる様になります。
F値に関しては以上になります。
ISO感度とは?
結論として以下です。
どれくらいカメラに取り込んだ光を増幅させ、電気信号に変換するかのパラメーター
これだけだとわかりにくいかなと思うので、以下に深掘りします。
カメラはレンズから光をカメラに取り込んで、その光をカメラ本体の中にある長方形の「映像素子(センサー)」と呼ばれる部分に当て、当たった光を電気信号に変換して写真や動画になります。
以下の画像の四角い部分がセンサーです。
この「センサーに当たった光を電気信号に変える」という時に、
「どれくらいこの当たった光を増幅するか」を調整するパラメーターがISO感度です。
ISO感度は、「ISO+数字」で表記されます。
数字が上げることを「増感」、下げることを「減感」といいます。
カメラによっても異なることがありますが、
ISO感度の基準はISO100で、200、400、800、1600、3200…と数値が倍々になっていき、
ISO感度の数値に応じて光を取り込んだ以上に写真を明るく写すことができます。
なので、ISO感度を上げることで暗いところでも明るく撮影できるというわけですね。
ただ、ISO感度を上げすぎることのデメリットももちろんあります。
iso感度を上げると徐々にノイズが沢山入ってしまい、
明るく撮ることはできるのですが、荒い写真や動画になってしまいます。
この辺りについてはかなり奥が深いので、
また別の機会にお話ししようかなと思います。
ここでは以下を理解しておくくらいでOKです。
ISO感度が大きい場合
- 暗い所でも明るく撮れる
- しかしISO感度を上げすぎると、写真や動画にノイズが入ってしまう
iso感度が小さい場合
- 暗いすぎる場所だと、カメラのみでは撮影は厳しい
- ISOを上げないで撮るには照明などの機材を使用する必要がある
- ISO感度が低いので、写真や動画にノイズが入らず高画質な写真や動画を撮影することができる
また補足ですが、このノイズが入ってしまう量や明るさについては、
先ほど上記で記載した「センサーのサイズの大きさ」もかなり影響していきます。
単純に考えてみてください。
センサーが大きいということは、
「要するに光を取り込む面積」が大きくなるので、取り込む光の量も増えるんですよね。
なので、カメラのセンサーサイズもとても重要です。
このセンサーには、大きさごとに名前がついています。
主に3つのセンサーサイズがあり、
それぞれの特徴を簡潔にまとめると以下です。
センサーの名前 | センサーの大きさ | 光を取り込む量 | それぞれの価格 | 暗所性能 |
---|---|---|---|---|
フルサイズ | 大きい | 多い | 高い | 強い |
APS-C | 中くらい | 普通 | 中 | 普通 |
マイクロフォーサーズ | 小さい | 少ない | 安い | 弱い |
基本的には、上記の通りです。
「光を取り込む量が多い」つまり、センサーサイズが大きいほど
暗いところでも比較的ノイズが少なく、明るめに撮ることができます。
なので暗い所での撮影を行う場合は、なるべくノイズを載せないためにも
「フルサイズ」という大きいセンサーを搭載したカメラを使用しましょう!
ただお値段が張りますが…笑
しかし、映像制作を始めると、
絶対にフルサイズがみなさん欲しくなります。
特に「これから本気でガンバっていきたい!」と思っている方は、
絶対にその時が訪れます。(私と私の映像友達も訪れました)
なので、上記の様に志が高い方は、
できれば最初からフルサイズを購入することをおすすめします。
それ以外の方はまずは、
お値段の安いAPS-C機のカメラかマイクロフォーサーズ機のカメラを購入すると良いでしょう。
私自身は元々は、趣味程度で始めたので
APS-C機のカメラとマイクロフォーサーズ機のカメラを最初に買いました。
以前私が使用していたAPS-C機のカメラと、
マイクロフォーサーズ機のカメラを紹介しておきます。
SONY α6600(APS-C機のカメラ)
Lumix G8(マイクロフォーサーズ機のカメラ)
個人的にどちらも最初に持つカメラとしてはとても素晴らしいカメラなのですが、
特に「SONY α6600」は実際使用してみて、正直かなりおすすめです。
どこか別の機会にSONY α6600のレビューもしてみたいなと思います。
もちろんLumix G8も、
とてもお手軽な値段で最初に持つにもとても適したカメラです!
ISO感度についてはこれにて以上です。
シャッタースピードとは?
結論として以下ですね。
「シャッターが開いて、イメージセンサーに光が当たっている時間のこと」
シャッタースピードは以下の様な数値で表記されます。
シャッタースピードが遅い | 普通 | シャッタースピードが早い |
---|---|---|
1~10秒など | 1/50~1/100秒など | 1/200~1/800秒など |
ではまずシャッタースピードについて深掘りしていきますね。
先ほどISO感度の場所で解説した通り、
カメラは「イメージセンサー」から光を取り込み、写真や動画を記録します。
そしてそのイメージセンサーが大きいほど、光を多く取り込めるので、
明るく写真や動画が撮れるということを先ほど学習しました。
その際にですが、「シャッタースピード」つまり
「シャッターが開いて、イメージセンサーに光が当たっている時間」について
追加で学ぶ必要が出てくるんですよね。
「シャッタースピード」は上記の通り、
「シャッターが開いて、イメージセンサーに光が当たっている時間」のことです。
このシャッタースピードが遅ければ遅いほど、
光を取り込む時間が長くなります。
では、光を取り込む時間が長くなると、
写真や動画はどう影響が出るでしょうか?
結果としては、
「より明るい写真や動画」が記録できるようになります。
記録する時間が長ければ、長い時間光を取り込むことになるので、
明るくなるのは必然ですね。
ただ、このシャッタースピードを遅くしすぎると
手ブレが起きやすくなります。
なので、シャッタースピードを遅くして撮影する場合は、
手ブレしない様に三脚は必須です。
よく星を撮っている方々が、
三脚を使用して星を撮影している光景を見たことありませんか??
星を綺麗に撮影するためには、
「暗い場所からノイズを抑えて綺麗に明るく撮る」必要があります。
それを実現するためには、明るく撮れる様に、
シャッタースピードを「10秒~20秒」などとめちゃくちゃ遅く設定する必要があるんですよね。
ですがその際、手でカメラを持ってしまうと、
手ブレが起きて星を綺麗に撮れないため、皆さん三脚でカメラを固定しているというわけです。
では逆にシャッタースピードが早いと、どうなるかですが、
上記で記載したことと全て逆になります。
以下の様にな感じですね。
- カメラがシャッターを開いている時間が短くなり、光を取り込む量が減る
- それゆえ、全体として暗く撮影される
- しかし、手ブレは起きにくくなる
シャッタースピードについては、
まずはこれくらい理解しておけば大丈夫です。
さらに写真・動画それぞれに適したシャッタースピードの具体的な設定方法等について
理解を進めたい方は、以下の記事で解説していますのでそちらをどうぞです。
これにてシャッタースピードについて、以上になります。
まとめ
お疲れ様でした!
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
F値とは?:どれくらい写真や映像をボカすかの具合を決めるパラメーター
ISO感度とは?:どれくらいカメラに取り込んだ光を増幅させ、電気信号に変換するかのパラメーター
シャッタースピードとは?:シャッターが開いて、イメージセンサーに光が当たっている時間のこと
今回は「カメラ初心者必見がまずカメラを始めたら理解するべき用語4選」
というテーマで記載してきました。
正直これ記事を見ただけでは、
「??」っとなってしまった方もいるかもしれません。
僕自身も最初はそのような感じでした。
僕が本当の意味で理解できたのは、
やはり実際にカメラを持って、色々と自分なりに撮影をしてからでした。
なので、まずは今回の内容を頭の片隅に入れた上で、
なんでもいいので、何かを撮影してみてください!
すると、
「あっ本当にシャッタースピード遅くしたら、手ブレ起きやすくなった」
「ISO感度上げたらノイズ増えた!」
このような実体験を得ることができます。
この「経験」が、本当に大事です…!
理論ももちろん大切ですが、感覚もそれ以上に大事です。
是非トライしてみてください!
今後も動画撮影や動画編集についての役立つ内容を記載していきますので、
ブックマーク等していただけたらと思います。
それでは良いクリエイトライフを!