この曲のカラオケ音源を用意したいなぁ…
Permission to Danceの弾き語りがしたいからコード進行が知りたいなぁ…
こんにちは、
フリーランスでまったりゆるい生活をしているクリエイターのAkiです。
この記事では、 BTSのPermission to Danceの楽曲分析しつつ、
上記の様な悩みを解決していきます。
BTS (방탄소년단) ‘Permission to Dance’ Official MV
最近大人気のBTSの新曲とてもエネルギーをもらえる良い楽曲ですよね😌
この記事をみれば上記の悩みが解決すると思います。
また本サイトでは、以下の様な方に役立つノウハウを沢山公開しています。
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上記のような方は、
他の記事も参考になると思いますので、是非自分の目的に合わせて活用してみてください!
前置きは置いておいて、早速見ていきましょう!
基礎情報
まずは基礎情報を紹介します。
BPM:125
Key:Eメジャー
またこちらが私がカバーしたインスト音源になります。
是非ご視聴頂きながら読み進めていただければと思います。
使用楽器
私が確認できたものは以下の楽器です。
楽曲構成
Permission to Danceは以下13の構成(セクション)で作られています。
コード進行
次にコード進行です。
すべてのセクションにコード進行のポイントを解説します。 (同じ進行の場合は省略します)
それではセクションごとに見ていきましょう!
ヴァース1
コード進行
| E B/D# C#m7 B AM7 G#m7 F#m7 Bsus4 |
| E B/D# C#m7 B AM7 G#m7 AM7 Bsus4 Cdim |
個々でのポイントは以下ですね
- カノン進行が使われている
- D#のオンコードが使われている
- sus4がカノン進行の最後に使われている
一つずつ見ていきます。
カノン進行が使われている
ここはいわゆるカノン進行と呼ばれるコード進行ですね。
カノン進行はダイアトニックコードのディグリーを15654345の順番で並んだ進行のことです。
ダイアトニックコードがわからない人のために、
参考までにEメジャーのキーのダイアトニックコードを記載しておきます。
Eメジャーのキーのダイアトニックコード
先ほどの数字は上記コードを左から順番に呼んでいます。
この数字をローマ数字で表したものが、
ディグリーネームと呼ばれ、コード進行を表す際にとてもよく使われます。
ディグリーネームで把握することで、
ほかのKeyに変更してもまったく同じ数字で把握できるのでめちゃくちゃ便利です。
ディグリーネームとダイアトニックコードの関係性は絶対に覚えておきましょう。
分からない方は以下でググってみましょう。
- 「ダイアトニックコードとは」
- 「ディグリーネームとは」
それでは次に行きます。
D#のオンコードが使われている
2つ目のコードで「B/D#」というコードがありますね。
これ、普通にカノン進行でいくなら、
「B」なのですが、 ここにD#がついています。
これはどうしてでしょう??
答えは以下です。
このコード進行では、
- 「B/D#」の前のコードは「E」
- 「B/D#」の前のコードは「C#m7」
という流れになっていますよね?
この際に、ルートをBにすると、Eから遠くにある音が鳴るので、
少しコードの滑らかさが軽減されてしまいます。(微々たるものですが、とても大事です)
その際に、Bの構成音(BD#F#)であり且つ、EとC#の近くにある音
つまり「D#」をルート音にすると、
とても自然な感じで音が下っていくので、滑らかになるというわけです。
これが2つ目のコードで「B/D#」というオンコードが使われている理由です。
sus4がカノン進行の最後に使われている
最後にsus4のコードがカノン進行の最後に使われていることについてです。
これは音楽をやっている方でしたら、わかると思いますが、
初心者の方にも理解していただきたいので、記載します。
Sus4コードというのは、以下のようなコードです。
これだけだとわかりにくかなと思うので、以下で具体的に解説します。
まずは構成音を把握しましょう。
例えば「B」のコードであれば、
構成音は「BD#F#」ですね。
これが把握できれば簡単です。
先ほどお伝えした通り、 構成音の真ん中の3度の音を半音上げます。
つまり「D#」が「E」になって、 構成音が「BEF#」となった状態です。
これがSus4コードの意味です。
Susというのは英語の「Suspender(吊り上げる)」からきています。
まさに音を吊り上げていますよね。
これを理解したうえで、なぜここでSus4が使われているのかに迫ります。
結論として、以下です。
Vはドミナントという不安定な響きをもっています。
その性質上、早く安定した場所に行きたい気持ちをもともと持っています。
だから安定した場所であるトニック(I,III,VIIの音)の前にVの音を持ってくると、
めちゃくちゃ聞いている人も安心して心地よく感じます。
つまりここで言いたいのは、トニックの前に不安要素を強めると、
トニックに来た時にめちゃめちゃ気持ちよくなるということです。
その不安感や浮遊感をより一層強めるのに効果的なのが、「Sus4」というコードなのです。
(ほかにもsus2というsus4に似たコードもありますが、ここでは割愛します)
是非実際に鳴らしてみて、ご自身の耳で体験頂ければと思います。
プリコーラス
コード進行
ポイント
- 他のセクションと比べての伸びやかで切ない雰囲気づくり
- マイナーコードでコード進行を始めて切なさをアップ
このセクションでのポイントとして
他のセクションと比べての伸びやかで切ない雰囲気づくりがあげられます。
プリコーラス以外では基本的には、 コードチェンジが1小節に2回あるのですが、
このパートだけ1小節に1回のコードチェンジになっています。
これは曲に緩急を持たせることで、
サビが来た時の高揚感などを高めるためでもありますね。
あと、単純にずっと走っている状態だと疲れると同じように
曲でもゆっくり聞かせるところと早く聞かせるところをうまく取り入れることで
視聴者にも聞きやすい流れを作っているとも思います。
あとここで抑押さえておく必要がもう一つあります。
それはコードの最初の音をマイナーにしているということです。
コードの最初の音をマイナーにするだけで、
かなり哀愁漂う雰囲気に曲の展開を作り出すことができるようになります。
これも併せて覚えておきたいところですね。
以上になります。
コーラス
いわゆるここはサビですが、 コード進行はヴァースと全く同じです。
コード進行
ちなみにこのセクション以降ですが、 すべてのセクションのコードが、
最初に紹介したヴァースとプリコーラスのコード進行と全く同じなので、
これ以降のセクションはコード進行のみ記載します。
何卒よろしくお願いします😌
ポストコーラス
コード進行
ヴァース2
コード進行
プリコーラス
コード進行
コーラス
コード進行
ポストコーラス
コード進行
ブリッジ
コード進行
プリコーラス
コード進行
コーラス
コード進行
ポストコーラス
コード進行
アウトロ
コード進行
以上になります。
ここまで見てくださりありがとうございました!
私の作ったオケや本家の音源を聞きつつ、
是非自分なりに探ってみてくださいね。
またこちらも是非ご覧いただければと思います!
それではよいクリエイトライフを!(=v=)